誠影は語る。

主にV系(ヴィジュアル系)メタルバンドについて語ります。最近は不定期更新。

Crystal Lake「HELIX」レビュー。

「今作について」

日本が誇る超重量級メタルコアバンドCrystal Lakeの5thフルアルバム。

 

・「地鳴りかよ」ってレベルのへヴィ―サウンド

・シャウトにクリーンボイスを重ねることで生まれるキャッチーさ

・神秘的なパートや電子音によるアクセント

 

が特徴です!! 

 

「収録曲レビュー」

1.Helix

機械のような声によるセリフ。

 

2.Aeon

youtu.be

なんとなく聴きにきた人を振るい落とすかのようなへヴィ―ナンバー。

どうやら海外のポストハードコアバンド「ISSUES」のギタリスト兼スクリームボーカルが参加しているようで。

 

開幕早々轟音を叩きつけてきます。

激しさを押し出しつつも、リズムの変化で展開を構成。

 

爆走パートで聴けるツーバスの連打も、人間技とは思えないほどのスピードと正確性。

 

超鈍い音を聴かせるへヴィ―パートと、機械の声が喋るパートを行き来するぶっちゃけリズム感覚狂ってきそうな箇所もなかなかテクい。

 

3.Agony

胸を熱くするサビが特徴のメタルコアナンバー。

 

サビではクリーンボイスを重ねる技が聴きやすさを生み出しています。

この要素が僕の耳を引く要因の1つでした。

 

後半は神秘的な雰囲気がメインになります。

 

4.+81

ミドルテンポで進行する、ずっしり系メタルコアナンバー。

 

AメロではATTILAを彷彿とさせるラップもちょこっと登場。

 

低めの音域を歌うサビが力強い。

裏でギターがメロディーを奏でるのもイカしてますね。

 

5.Lost In Forever

youtu.be

切なさと疾走感のある、比較的王道ストレートなメタルコアナンバー。

こちらは海外のクリスチャンハードコアバンド「GIDEON」のボーカリスト2人が参加。

 

人脈どうなってんねん。

 

サビのクリーンを重ねる技がこの曲でも登場。

マジでありがとうございます。

 

クリーンを用いているだけでなく、歌われるメロディーラインがキャッチーなのが素晴らしい。

しかも疾走してるし、テンションが上がらずにはいられません!!

 

「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」

 

途中、ちょびっと女性ボーカルが聴ける叙情的パートも魅力的。

最後なんてその女性ボーカル、メロディー歌っちゃってるし。

 

激しく、美しく、キャッチー。

 

本当魅力しかないな!!

どうなってやがる!!(褒めてる)

 

6.Outgrow

どこか和を感じるイントロが特徴的。

空間を活かすバンドアレンジにラップがのるパート。

 

そしてそこからへヴィ―なサウンドと壮大さを感じる歌が流れ込む。

流れるような緩急の付け方がドラマティックさを演出。

 

ちなみにサビはもう3回目ですけど、シャウトとクリーンを合わせるアレです。

最高です。

 

7.Ritual

Ritual=儀式という名前に相応しい超短尺ナンバー。

一応次の曲に関連しているのかな。

 

8.Hail To The Fire

アルバムの中で好きな曲です。

クリーン全くないけど。

 

独特のフレーズを歌うコーラスが耳を引くナンバー。

 

特に疾走パートで登場する「ギバンバンバギバンバンバオー!!」とかもうたまんないっすね。

元気さを感じる「ゾンバ!!」も嫌いじゃない。

 

サウンドもより重さに振り切った感じがして、圧倒的強者感を覚えます。

 

途中の「ゾンバ」と鈍い音を聴かせるギターによる溜めパートも、なかなかの凶悪さを感じられて良きです。

 

9.Devilcry

クリーントーンのギターによる透明感のあるイントロ。

そこに徐々に低音シャウトが入り、へヴィ―なバンドサウンドへ。

 

激しさで押し切るといったことはせず、イントロの雰囲気を残したまま進行していきます。

 

サビもいつものやつ(もういちいち説明するのもめんどくさくて笑)ときた!!

壮大さを感じられるアレンジに、きっと誰しもがこぶしを握り締め、熱く叫ぶことでしょう。

 

ラップパートまであるとか最早俺得だな。

泣くのは悪魔じゃねえ、俺だ。

 

10.Just Confusing

落ち着いた雰囲気が特徴のトラップミュージック×メタルナンバー。

 

携帯のバイブから始まるの、ぶっちゃけちょっとビビりますね。

 

トラックにラップやクリーンボイスが乗ります。

シャウトはあくまでアクセントとして用いる。

 

ここまで激しい曲が続いてきたわけですし、箸休め的な立ち位置もあるのかと。

 

電話してきた人は誰なんでしょうね(どうでもいい)。

 

11.Apollo

これ調べてから気がついたけど、俺がCrystal Lakeの曲で初めて聴いた曲ですわ。

 

透明感のあるイントロを経てヘヴィーなイントロへ。

しかし、爆走というよりはミドルテンポで進む感じ。

 

と思ったら爆走したわ。

 

サビではメインボーカルに加え、コーラスも力強く叫び、続いてどこか哀愁を感じるフレーズを歌う。

 

後半は透明感のあるパートも。

 

最後の方なんてサウンドは重くても、構築される雰囲気はどこか美しくて。

 

12.Sanctuary

美しさも兼ね備えたメタルコアナンバー。

 

「聖域」という意味を持つタイトルに相応しいイントロ。

そしてアップテンポなAメロに流れます。

 

サビではいつものアレ。

声は天まで届けるかのごとく力強い。

 

最後は神秘的さを残したままフェードアウト。

「HELIX」は幕を閉じます。

 

「終わりに」

「激しいサウンドは好きだけど、ただ激しいのは好きじゃない」

 

Crystal Lakeを激しさに特化したバンドと勝手に思い、大して聴かずにここまできました。

 

そんでまあついこの前、なんとなく聴いてみたら「あれ?めちゃくちゃ良いぞ?」と。

その激しさ+aの魅力に気づかされたわけです。

 

しばらくはリピートすることになりそうな予感。

 

それでは、今回は以上!!

あざした!!

 

 

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