誠影は語る。

主にV系(ヴィジュアル系)メタルバンドについて語ります。最近は不定期更新。

大佑と黒の隠者達「漆黒の光」レビュー。

 

「今回紹介する音源について」

ex.蜉蝣、the studsのボーカリスト大佑によるソロプロジェクト1stフルアルバム。

正確に言えば、製作途中に彼が亡くなってしまったため、縁のあるアーティスト達が参加している、いわば「オムニバスアルバム」です。 

 

・捻くれたものから切ないもの、変態性満載のものといった幅広い歌詞

・ポップなナンバーからダークなナンバーまで聴ける音楽性の幅広さ

・キャッチーなメロディー

 

が特徴!!

 

それ故、聴きやすくも幅広い音楽性を求める人におすすめです!!

 

「収録曲レビュー」

1.漆黒の光

アルバムタイトルを構えたSE。

鐘の音に始まり、ドアの開く音が。

そして聖歌隊コーラスが登場。

ドラムとピアノも加わり、徐々に盛り上がっていきます。

 

2.嫌

シングル曲。

パンキッシュなロックサウンド、あまりに捻くれた歌詞。

そして、それに反するキャッチーなメロディーが特徴。

最後のサビで一部アレンジが変わるところが、切なさを感じる内容で良きです!!

 

3.グリード

12012のボーカリストである宮脇さんが歌います。

どこか陰りのあるサウンドが特徴。

サビでは彼の伸びやかなハイトーンボイスも登場します。

 

4.ピアス

大佑さんとBAROQUEのボーカリスト怜さんとのツインボーカル体制。

お洒落なロックサウンドが特徴。

 

5.愚の消滅

ピアノが活きる美しいバラードナンバー。

美しく壮大なサビがとにかく魅力的!!

また、サビの後のオシャレなピアノソロも聴きどころです!!

 

6.地下道に流れる、ある独りの男の「悲痛な叫び」にも似たメロディー

メリーのボーカリスト、ガラさんがボーカルを務めます。

彼の特徴ある歌声が、哀愁を感じるサウンドにマッチ!!

 

7.悲愴

切なさ溢れるバラードナンバー。

クリーンギターとピアノをメインに進むAメロ、サビではバンドサウンドが加わり、盛り上がりを見せる!!

なかなかテクニカルなギターソロ、そしてその裏で動くベースラインも聴きどころです!! 

 

8.翻弄

シングル曲。

そして今作1キャッチーなナンバー。

ボーカルのハイトーンが活きるサビで幕を開けます。

2回目のAメロではストリングスが加わり、まさに「睨んだ窓に光が溢れた」感が!!笑

 

9.独裁者の涙

MUCCのボーカリスト逹瑯さんが歌い、大佑さんはなんとドラムで参加(彼は元ドラマー)!! 

度々顔を出す男臭いコーラスが特徴!!

サウンドは重く、しかしサビは切なく。

そのサビの後にはジャズパートも登場する、なかなかトリッキーな展開。

 

10.ザッヘル

メタリックなリフで進む爆走ナンバー。

歌詞は蜉蝣時代からのファンが喜ぶ変態性満載の内容。

 

11.葬送

大佑さんが敬愛するあのボーカリストが参加。

この界隈トップといっても過言ではないくらいのボーカリゼーションを見せつけてきます。

ロディアスなサビも聴きどころではありますが、それ以上に終わりに向かって発狂していくパートに注目してほしいところ。

 

12.嘘と迷路

大佑が過去に在籍していた蜉蝣、そしてthe studsのメンバーが楽器隊として参加。

疾走感溢れる軽快なロックサウンドを奏でます。

サビではストリングスも加わり、キャッチーさに加えて切なさも感じられます!!

 

「終わりに」

 大佑によるソロプロジェクト「大佑と黒の隠者達」の1stフルアルバムをご紹介しました。

 

 

正直に言って、マジでハズレがない

どれも魅力が溢れる楽曲たち。

そしてその魅力を引き出すどころか、個性をブレンドして更にハイクオリティーに仕上げてくる参加メンバー。

 

 

ちなみに、楽器隊についても様々なアーティストの方々が参加しています。

覚えている中だと、lynch.とかD'espairsRayのメンバーがいたはず・・・・・・。

 

 

まあ誰が参加しているかは調べるなり音源買って歌詞カード見るなりしてください笑

何度も言う様で申し訳ありませんが、マジで買って損はしない名盤です!!

 

 

よろしければ是非!!

 

 

それでは、今回は以上!!

 あざした!!

 

 

 

 

 

 今回紹介した音源↓

 

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